11月17日投開票の兵庫県知事選。パワハラなどの疑惑で県議会から全会一致で不信任決議を受け失職した斎藤前知事を含め、計7人による激戦が繰り広げられています。強烈な逆風の中、再選を目指す斎藤氏ですが、SNSや街頭では斎藤氏を擁護する声も広がっています。
斎藤氏の評判は賛否あり、県民は難しい選択を迫られています。
ここからは、出直し選における斎藤氏の再選がもたらす県政への影響について調べていきます。
出直し選挙における斎藤氏の再選がもたらす県政への影響は?
斎藤氏の実績と今後の公約
斎藤氏は前回知事の任期中の事績として、「自身の給与や退職金カットの見直し」「県庁舎建替計画の凍結」、「県職員OB65歳以上の天下りの廃止」「県立大の授業料無償化」など、選挙前に公約として掲げた173項のうち一定達成、または着手できた公約は98.8%と伝えています。
情報番組に出演された際、この実績（公約の着手率98.8%）に対して泉房穂氏から激しい突っ込みをされていましたね。
「元々言うてたの消し去られたようですけど、検証しようもない状況にしておいて98.8(％)と言われても、みんな戸惑うんちゃいますか」引用元：Yahoo!ニュース
そして今回は下記項目を主な公約としてかかげています。
「県立大学の授業料無償化完了」
「県立高校の環境整備」
「兵庫フィールドパビリオンによる国際交流・観光促進」
「子育てサポートの充実」
「AIカメラを活用した客引き防止対策強化」
「財政基金を200億円規模にアップ」
支持者と反対者の意見
県議員・県議会から不信任決議案を提出された斎藤氏、今回の出直し選への出馬に対しても、街頭では異を唱える声が少なくありません。
「あの人は脚色してます、自分を。完全にワンサイドで不信任にされたと言うなら、議会を解散しなさい。それが本当の真の問い方だと思うんです。県民に対して」
「自分が住んでいる自治体の代表がそういうふうに報じられるというのは、住んでいる身としては恥ずかしい。前の知事で出たような問題が起きないような知事になればいい」
その一方で、SNSや街頭では「応援の声」も高まっています。
「最初はテレビのニュースで見て、とんでもない人だなって思ったが、最近いろいろSNSで見ていく中で『意外とそうでもなかったのでは』と分かって、興味を持ってきょうも見に来た」
また立候補者の中には、「NHKから国民を守る党」立花党首のような斎藤氏を支持する候補者もいます。
「斎藤前知事は、圧勝しないといけない。圧勝しないと議会がついてこない。彼らが謝らなければいけないような圧倒的な得票で斎藤前知事をもう一度(知事に)戻さなきゃいけない」
最近では街頭演説を行うと熱烈な支持者が殺到する異例の盛り上がりとなり、「斎藤コール」がかかるなど、老若男女問わず握手を求める人が絶えないほどの人気となっています。
最大のライバル稲村氏の情勢
稲村氏も告示後、精力的に街頭演説をおこなっています。
SNSではXの公式アカウントを10月4に立ち上げるなど、若者世代への発信にも力を入れています。
SNSではXのフォロワー数が稲村氏の1万人に対して、斎藤氏は14.5万人と斎藤氏が一歩リードしているようす。
そして各政党も方針を発表しはじめました。
自民党：自主投票を容認。一方で、県議会が全会一致で斎藤氏への不信任を決議したことから、選挙戦で斎藤氏への支援は禁止。
立憲民主党：稲村氏を支援する一方、特定候補の支援や自主投票については機関決定しない方針。
国民民主党：稲村氏を支援する一方、特定候補の支援や自主投票については機関決定しない方針。
各政党も思惑が交錯しているしている模様。勝ち馬に乗りたいけど、斎藤氏を支援することは世論もあるから難しい感じ。稲村氏の経歴は十分だけど、注目度はまだまだ斎藤氏の方が高いし。最近急上昇している「斎藤人気」もあるし。
まとめ
出直し選挙における斎藤氏の当選がもたらす県政への影響は?
・斎藤氏はなぜ立候補したのか
・支持者と反対者の意見
・最大のライバル稲村氏の情勢
告示5日目、稲村氏・斎藤氏が一歩リードしている様子。斎藤人気がこのまま拡大を続けると一気に斎藤氏へ傾く可能性もあります。
2025年4月には大阪・関西万博が開幕します。世界イベントが行われるエリアでの知事選となるため、今後世界中から注目が集まることでしょう。
今後も兵庫県知事選を調べていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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