今回の選挙は、河村前市長が先の衆議院選挙への出馬に伴い失職したことで、過去最多に並ぶ7人が立候補しおこなわれています。選挙のスケジュールは告示11月10日、投開票11月24日です。
ここからは河村たかしの後継者は誰か?について選挙の最新情勢と注目されている候補者について調べていきます。
名古屋市長選挙における河村たかしの後継者は誰か?
まずは候補者の紹介を簡単に。
・太田敏光(おおたとしみつ)氏 元会社員
・広沢一郎(ひろさわいちろう)氏 保守・減税が推薦する元名古屋市副市長
・水谷昇(みずたにのぼる)氏 旅行会社社長
・不破英紀(ふわひでき)氏 元大学講師
・鈴木慶明(すずきけーめー)氏 元自治大学校教授
・大塚耕平(おおつかこうへい)氏 自民・立民・公明・国民が推薦する元参議院議員
・尾形慶子(おがたけいこ) 政治団体代表
河村氏の辞任とその影響
河村氏は衆議院選挙に出馬することを表明した際、辞職届を市議会に提出しましたが、「決算の審議が行われる中での辞職は無責任」などとして賛成少数で同意されませんでした。
10月15日の衆議院選挙の公示日に、立候補を届け出たことにより失職となりました。
各新聞社がおこなった情勢調査では、河村前市長による4期15年の市政を評価する人は75.7%で、評価しない人は20.2%だったようです。
そして衆議院選挙の結果は、市長を15年務めた抜群の知名度と分かり易い演説が功を奏し、次点の候補者と4.7千票をつける大差で当選を果たしました。
名古屋市長選の注目ポイント
『市民税の減税』や『名古屋城天守閣の木造復元計画』など前市長が推進した政策の是非や、『子育て支援の拡充』『経済の活性化』などが争点となってくるようです。
候補者への推薦や支援について、各政党の動向も気になります。
〇 元名古屋市副市長の広沢一郎氏:日本保守党と地域政党「減税日本」
〇 元参議院議員の大塚耕平氏:自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党
〇 政治団体代表の尾形慶子氏:共産党
注目の候補者
注目はやはり、前市長が推薦をしている広沢氏です。広沢氏は、河村氏が続けてきた『市民税減税』や『名古屋城木造復元』などを「丸ごと引き継ぐ。そのバトンは重い」とコメントをしています。
そしてもう一人は与野党や大村愛知県知事が推薦をしている大塚氏です。かつて盟友だった大村知事と河村議員ですが、徐々にすれ違い、あいちトリエンナーレの運営を巡り亀裂は決定的になりました。
今回の市長選は対立してきた2人の「「ムラ・ムラ代理戦争」と言える構図となっています。
まとめ
名古屋市長選挙における河村たかしの後継者は誰か?
・河村氏の辞任とその影響
・名古屋市長選の注目ポイント
・注目の候補者
22日までにの投票数は21万9255と2021年4月に行われた前回の同じ時期に比べ11.9%増加しています。選挙に対する市民の関心度が伺えます。
最新情勢では広沢氏と大塚氏が横一線。投票は24日の午後8時に締め切られ、即日開票となります。
15年間続いた河村市政の評価と当選を果たした市長が始める新たな市政に注目が集まります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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