日をもって衆議院は解散となり、告示15日・投開票27日の日程で、第50回衆議院選がおこなわれる予定です。
そして石破首相は、7日の党内全国幹事長会議に参加、裏金問題で政治資金収支報告書に不記載のあった議員に対し、「非公認・比例代表との重複立候補を認めない」方針を明らかにしました。
「どのようにすれば勝てるかという観点から判断した。国民の批判は思ったよりはるかに強く、批判や怒りに真摯（しんし）な姿勢を示しつつ、誠心誠意この選挙を戦っていく」引用元：NHK
ここでは党非公認・比例重複を認めない方針が衆院選に及ぼす影響について調べていきます。
裏金議員の党非公認・比例重複を認めない方針へ！この方針が衆議院選挙へ及ぼす影響とは？
自民党の非公認一覧
石破首相は次の衆議院選挙に向けて、党内の「政治とカネをめぐる問題」で収支報告書に記載の不備があった議員の一部を公認しない方針を明らかにしました。党内からは理解を示す意見がある一方、野党からは「一部を公認しない方針」の決断は甘いなどの厳しい発言もあり波紋を呼んでいます。
そして非公認となる議員の大半は「旧安倍派」ということもあり、「旧安倍派」への制裁ともとれる対応に対して、党内に再び亀裂が入るのでは？と懸念される意見も出ています。
非公認とは何か？その意味を解説
公認と非公認では、党から支給される資金や選挙運動での活動に大きな差が生じます。近年の衆院選では党から公認料として500万円、活動資金として1,000万円の計1,500万円が支給されていましたが、非公認となる場合はこれが受け取れなくなります。
今回のような総選挙では、1回につき約600億円の経費がかかっているそうです。有権者ひとりに換算すると600円みたい。
また選挙活動では、テレビなどの政見放送で政策や人柄を広く訴える機会がありますが、非公認だと出演できません。自身の顔写真や公約が記載されたビラの配布できる枚数にも違いが出てきます。個人分で最大7万枚、公認の場合はそれにプラスして政党分4万枚の11万枚を配布する事ができます。ポスターやはがきの枚数、設置できる事務所の数も公認と非公認では差が生じます。
衆院選における影響
立候補者が非公認且つ、比例重複も認められない状況であれば、小選挙区で当選するしか道はありません。公認ではないので選挙運動の費用や活動に制限もかかる厳しい戦いが想定されます。「裏金議員」というマイナス要素もある中、はたして当選できる候補者がどのくらいいるのでしょうか？
影響は「裏金議員」だけでなく、自民党公認候補者のいる選挙区へも波及する可能性は十分考えられます。自民党の議席数が減少する懸念が浮かんできます。
「裏金議員」ら40人全員を非公認・比例重複を認めないという決断になると、石破総裁は自らの首を絞めることになるね。でもそれぐらいしないと「政治とカネ問題」はずーっと石破首相について回りそうだね。
まとめ
・自民党の非公認一覧
・非公認とは何か？その意味を解説
・衆院選における影響
石破首相は、9日午前の党選挙対策本部会議で裏金事件に関与している議員の公認問題について、最終決定をするそうです。
今後も衆院選に注目していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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